こんばんは。本日のカードはこちら！
前回紹介したBlack Lotusと同じ「パワー9」に数えられる5枚です。
Black Lotusの効果は覚えていますか？生け贄に捧げることで、好きな色一色のマナを3点加えられるものでしたね。Moxシリーズもパワー9なだけあってそれにふさわしいぶっ飛んだ効果となっています。代表して、Mox Pearlの効果を紹介しましょう。
Mox Pearl マナコスト：0 アーティファクト 効果：{(T)：(白マナ)を加える。}
Moxの他の4種類は、加えるマナの色が異なります。Mtgでは、白、青、黒、赤、緑の五色が存在します。
ではカードの効果を見てみましょう。(T)という見慣れない文字が出てきましたね。これは「タップ」と呼ばれる、「カードを右横向きにすること」を表す記号です。タップされたカードは自分のターンの開始時にアンタップされます。(厳密には、自分のターンの開始時すぐにアンタップされ、アップカープを迎えドローします。って何言ってるかわからないと思いますが、厳密なルールを一応併記しますね。)
もう少し噛み砕いて言えば、Black Lotusが使い切りのマナ加速であったのに対し、こちらは永続的に使えるマナ加速です。一見地味な効果で、実は「土地」の中でも「基本土地」と呼ばれるカードと効果がほとんど一緒となっています。
山 マナコスト：なし 基本土地-山 効果：{(T)：(赤マナ)を加える。}
これが基本土地の効果です。ほとんど同じですよね。ということは……Moxを出差ということが、1ターンに1枚しか出せないはずの土地を、Moxを出したターンには実質2枚出せていることを意味していることがわかるかと思います。ルール破壊といいところですね。これぞTCGの醍醐味です。
が、さすがに強すぎました。当然、このカードも前回紹介した「ヴィンテージ」という遊び方で、しかも1枚しか使えない制限が課された状態でしか使えません。(とはいえ、5種類あるので全部入れれば5枚は入ります。)
Black Lotusの調整版である、睡蓮の花びらというカードですらヴィンテージでは制限になっていますから、当たり前だとも言えますね。
睡蓮の花びら マナコスト：0 アーティファクト 効果：{睡蓮の花びらを生け贄に捧げる：好きな色1色のマナを1点加える。}
ご覧のように、睡蓮の花びらは「使い切りだけど色を選べる」Moxです。でも、これでさえ制限な訳です。どんだけ元が壊れているのか…というかBlack Lotusくん……。
冒頭で紹介した写真をご覧になってもらえればわかりますが、このカード、イラストが綺麗なことで有名で、コレクターにも人気のカードとなっています。皆さんも是非！なお、再録禁止カードのため値段は6桁です。
ではまた！
noteでも(ほぼ同じ内容を)公開しています。⇒https://note.com/sakugo_suzuko
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