毎日更新、大変。毎日更新しているブロガーさんを見て、自分もやってみようと思ったんですが、思ってた通りしんどい。こんばんは。貫通錯誤です。今日のカード紹介に入ります。本日はこちら!
こちらももちろん「ブーンズ」として作られたカードです。Ancestral Recallはもちろんのこと、稲妻や暗黒の儀式は現代において強すぎるカードであると判断されていると紹介してきました。一方、巨大化は現代でも適正なカードとして扱われています。能力を見ていきましょう。
巨大化 マナコスト:(G) インスタント 効果:{クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+3/+3の修正を受ける。}
巨大化はクリーチャーの攻撃力と体力を増強するカードです。しかも上昇幅が+3と大きいため、攻撃が通れば実質稲妻を打ったのと同様の効果が得られます。賢明な読者の皆さんは気づかれたでしょうが、攻撃が通らないと、稲妻のように3点ダメージを増やすカードとしては使えません。しかも、このカードは場にクリーチャーがいないと使えません。強カードの条件である、「いつでも使える」を満たしていませんね。ということで稲妻や暗黒の儀式と比べると、どうしてもパワーの落ちるカードになります。構築ではあまり使われませんが、リミテッドと呼ばれる遊び方ではよく使われます。「コンバットトリック」と呼ばれる効果であり、戦闘を有利に運びやすいからです。
コンバットトリックには有名な例があります。Mtgの呪文のうち、「インスタント」は重ねて打つことができるものとなっています。そして重ねられた呪文が置かれる仮想域を「スタック」と呼びます。スタックに重ねられた呪文は上から解決されます。つまり後出しが先に解決されるというわけです。
あなたは今2/2の灰色熊というクリーチャーをコントロールしています。
そこに今回紹介する巨大化を打ちたいと思いました。もしあなたが巨大化を唱えた後で、対戦相手が稲妻を灰色熊に打つと、スタックでは稲妻が上に置かれています。つまり、先に稲妻の効果が解決され、あなたは対象のクリーチャーが除去されたことで効果を失った巨大化と灰色熊の2枚のカードを一気に失うことになります。
では、先に稲妻を打たせて、あとから巨大化を唱えるとどうなるでしょう。スタックでは巨大化が上に置かれますから、先に巨大化の効果が解決されます。結果、灰色熊の体力は一時的に5になります。そして、稲妻が解決され、灰色熊に3点のダメージが与えられます。しかし、灰色熊の体力は5ですから、体力が2残る計算になりますね。
ここからいえるのは、「インスタントは早く打ちすぎるな」ということです。状況を見極めて適切なタイミングで呪文を唱えることが重要です。
後半がほぼ「コンバットトリック」の解説になってしまいました。実際、現代でこのカードが使われるのは、コンバットトリックの重要な「リミテッド」という遊び方くらいなので間違ってはないのですが…。
ではまた!
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