こんばんは。貫通錯誤です。本当は今日《チャネル》を扱おうと思っていたのですが、起きたらウーロくんが禁止予告を受けていたので急遽変更します。ということで本日はこちら!
最近のカードを扱うのは初めてですね。効果は以下のようになっています。
最近のカードなので長い。順に説明します。点数で見ると3コストで6/6のクリーチャーです。普通、3コストのカードは3/3とか4/3のように、パワーとタフネスの平均値が3前後で作られるはずです。この時点でおかしい感じがするかもしれませんが、当然デメリット効果がついてきます。手札から唱えるだけでは生け贄に捧げられる、つまり場には残れないという点です。場に残すためには、墓場から「脱出コスト」を支払って唱える必要があります。この際にはマナを4点支払うことに加え、カードを墓地から5枚追放する必要があります。簡単には唱えられないわけです。
ただ、場に残れなくても場に一瞬出ることはできます。その際にウーロは3点のライフを得てカードを1枚引き、土地を追加で1枚出すことができます。ものすごい得をしていますね。
ぱっと見でも強そうなこのカードですが、実際には遥かに凶悪でした。
このカード、3マナと軽いため序盤から出すことができます。ライフ回復の効果で延命しながらカードと土地を補給できるため、長期戦に向いたカードとなっています。そのうえで、脱出効果によってなんででも墓場からよみがえることができます。一度場に定着すると毎ターンライフを回復できるため、事実上ゲームに決着をつけることが出来ます。このようにこのカードは「コントロール戦略」とよばれる長期戦に重きを置いたデッキで大活躍なのです。
それだけでなく、ミッドレンジ戦略と呼ばれる中期戦を意識したデッキにおいても、序盤をつなげて終盤にフィニッシュできる力を兼ね備えている点から大きな価値を発揮します。
場に出て定着するとアドバンテージ差が広がり続けるのに、除去しても簡単に復活できる。これがこのカードの最も凶悪な点でしょう。
さて、そんなカードがパイオニア、モダン、ヒストリックという三つのフォーマットでの禁止が予定されていることが発表されました。加えて、レガシーと呼ばれるフォーマットでの禁止も検討されているとのことです。当たり前というかなんというか…。値段も落ち着く予感がしています。
今日はこの辺で。ではまた!
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