デジタル鉄道模型で遊ぶ

こんにちは、クラシック音楽好きは女の子に引かれると聞いて凹んでるIBKです。

皆さんご存じ(?)のように私は鉄道が大好きであります。そして多くの鉄道ファンがそうであるように、鉄道模型も大好きです。

私が所有している鉄道模型は主にNゲージとH0ゲージです。NゲージはKATO、TOMIX、マイクロエースなど多くのメーカーの車両を購入しております。対するH0ゲージですが、ドイツのメルクリンというメーカーの模型を集めております。

メルクリンは今となってはほとんど聞くことのない名です。一昔前までは全国の百貨店で売っていたので覚えてらっしゃる方も多いのではないでしょうか。メルクリンはドイツの老舗の鉄道模型メーカー0です。世界で初めてZゲージという企画を作り出したことでも有名です。メルクリンは現在1番ゲージ、H0ゲージ、Zゲージの3種類の模型を製造しています(子会社を含めるとそれ以上ですが)。

メルクリンのH0ゲージの特徴はそのシステムです。普通の鉄道模型とは違い3線式という古典的な、変わったシステムを採用しています。レールが3本あるわけです。変ですよね。しかも電気を第3のレールから取るので集電の装置が擦れる音がうるさいのです。実際3線式を採用しているのは現在ではメルクリンとアメリカのライオネルくらいです。しかし3線式のシステムは後述するデジタルとの相性がいいんです。

メルクリンの線路と車両の集電部です。2本のレールの間の小さなポツポツが第3の線路です。

デジタル模型という言葉も日本ではあまり聞きません。強いて言えばKATOという模型メーカーのカタログの一番最後のページに少し載っているかいないかくらいです。

鉄道模型には大きく分けてアナログとデジタルの2種類が存在します。アナログは今の日本のNゲージなどの鉄道模型のシステムといえば分かりやすいでしょう。パワーパックのノブを回せば列車が走りだす単純な仕組みです。対するデジタルは同じ線路にいる複数の列車を同時に制御することができるシステムです。同じ線路にいるのに片方の列車は動きもう片方は停止している、そのような制御を可能にしたシステムなのです。デジタルは基本的には常に線路に電気を流し、線路上から列車を検出し、指令を出すことで制御する仕組みです。

このデジタルシステムのお陰で、複数列車の制御が可能になっただけではなく、それぞれの列車の持つファンクション(ギミック)が大幅に広がりました。例えば

こんな風に同じ線路上にいる2つの機関車にそれぞれ違う指令を出し動力だけでなく発煙やサウンド、パンタグラフの上下まで制御できます。もちろんこれは機関車だけでなく

食堂車で食事の注文をしたり、

好きな音楽を派手な照明と共に流したりできるのです。正直、鉄道模型がここまで進化するなんて誰が予想できたでしょう。もちろんデジタル模型のファンクションはこれだけではありません。中には客車内のウエイトレスを制御出来たり、ダンスホールで踊る人たちを制御出来たりします。

先ほどデジタルシステムをメルクリンの3線式は相性が良いと述べました。これはつまり3線式のメリット、複雑な線路配置が簡単にできることとデジタルによる個別制御が合わさり、よりリアルな遊びができるようになったのです。直流2線式の場合、2本のレールで極性が違います。この場合、複雑な線路配置を行うと必ず極性の違うレールが干渉する部位が出てきます。その時にギャップを切るという作業をしないとショートしてしまいます。しかし3線式、特にメルクリンの交流3線式であれば両脇の2本のレールの極性は同じなのでこのようなトラブルは発生しません。より複雑な線路配置とデジタルシステムで鉄道模型趣味が大きく拡大しました。

余談ですが正確にはメルクリンのデジタルシステムとKATOなどの2線式のメーカーが導入しているデジタルシステムは少し違います。前者はメルクリンデジタル、後者はDCC(デジタルコマンドコントロール)と呼ばれています。そのため正確には両者に互換性はありません。しかし少し加工すれば互換性が生まれます。

鉄道模型の進化は目覚ましいものです。これから先どのような進化が待っているのか、まるで予測ができません。本物と見分けがつかなくなるくらいリアルな模型が完成しつつある現代において我々のような鉄道ファンを飽きさせる模型はもう無いでしょう。

これからも少しずつ鉄道模型関連の投稿もしていく予定なのでよかったら見てくださいねー。

ではではー

IBK

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