音楽というものは、その誕生以降何度も姿を変えてきました。元来音というのは自然に沢山溢れているものであり、それが発展して楽器や歌、そして音楽ができました。音楽は人類の進化に大きな役割を果たしたといわれるほど大切なものであり、今の世の中を見てもそれは人々にとって必要不可欠なものとなっていますよね。
人々の生活を想像して見ましょう。街中では流行りのJ-POPやK-POPが流れ、電車の中ではほとんどの人がイヤホンをして各々の好きな楽曲を聴き、テレビやスマホからはあらゆる音楽が毎日流れています。今では音楽を聞かないことの方が難しいような世の中になりました。それでは、なぜ音楽はここまでの進化を果たしたのでしょうか?それを知るにあたってまずは音楽の歴史を深掘って行きます。
音楽の歴史
音楽は元々楽器によって演奏される作品をその場で楽しむものでした。しかし、技術の発達とともに音楽はレコードやカセットテープ、CDなどといった形で物として持ち運べるようになり、人々にとって身近な存在となりました。
そして、音楽に刺激を受けた人々がアーティストとなり、ますます世に出回る楽曲は増え、音楽は飽和状態となりました。その状態から更に技術は飛躍し、CDからポータブルプレイヤー、そしてスマートフォンへと移行しました。スマートフォンでは一曲一曲を購入しダウンロードする方法が主流でしたが、時と共に月額制で音楽をいくらでも聞くことのできるサブスクリプションサービスへと変わっていき、現在に至ります。
国際レコード産業連盟によると、2020年の音楽市場の世界での売り上げは216億ドル。日本円にして、約2.35兆円もの額です。単位が大きすぎて想像もつかないと思いますが、これは193年間フェラーリを毎日買い続けることができるほどの額です。
しかし、この値を記録しているのにも関わらず、音楽業界はまだまだ成長段階にあるといわれています。おそらくこの先も技術の発達と共に成長していくでしょう。今では360°全方向から音が聞こえる空間オーディオなどが注目されていますよね。
音楽の現在と今後
音楽はこの先どのような形になっていくのでしょうか?
始まりはただの音、しかし今ではただ音を楽しむ以上の価値が見出されています。音楽は医療業界にも登場し、メンタルケアに使われたりもしていますし、実数値としてはとんでもない額の市場を形成しています。僕にはこの先どのような展開が音楽業界に待っているのか想像もつきませんが、いずれ音楽が人々の「想い」を繋ぐ温かいものになればいいなと心から思います。
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