お久しぶりです。今日トレンドに「ドラゴンの迷路」が上がっていました。M:TGの拡張エキスパンションの名前なのですが、ある意味で有名なのがこの「ドラゴンの迷路」なのです。少し掘り下げてみましょう。
ドラゴンの迷路/Dragon’s Mazeは、ラヴニカへの回帰ブロックの第3セット。ブロック唯一の小型エキスパンションである。
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%81%AE%E8%BF%B7%E8%B7%AF
キャッチコピーは「十のギルド、ただ一つの目的地!/Ten Guilds, One Destination!」。
M:TGwikiの説明文を引用しました。「ブロック」というのは過去に採用されていた新商品発売のためのシステムです。基本的にM:TGでは、「ある次元にフューチャーした」3種類と「基本セット」と呼ばれるもの1種類の計4種類が新しい製品として発売されます。この「ある次元にフューチャーしたもの」3種類について、1年かけて同じ次元をテーマとするのが「ブロック」という仕組みです。
さて、「ラヴニカ」というのは次元の名前なのですが、M:TGで最もメジャーな次元の一つであるといえるでしょう。二色の組み合わせごとに存在する「ギルド」と呼ばれる存在が有名です。色の役割でも解説しましたね。
「ラヴニカ」をテーマとするパックでは、「ギルドランド」と呼ばれる土地が収録されることが多くなっています。「ショックランド」とも呼ばれるこの土地は二色土地の中でもかなり強力なものとなっています。効果は以下の通り。
2点のライフを支払うことでアンタップ状態で場に出せる土地です。なぜか基本土地タイプを持っていることで、フェッチランド(土地を山札から持ってこれるタイプの土地のこと)からサーチが可能です。マナ基盤が非常に安定するため、モダンでもよく使われる土地となっています。
さて、ドラゴンの迷路にもこの土地が収録されています。ぜひとも引きたいですよね。これらの土地はレアリティが「レア」、つまり上から2番目の珍しさとなっています。1BOX36パックを開封して4枚ほど出るのが期待できるかなと思います。
レアリティには「レア」の上に「神話レア」というものがあり、より当たりづらくなっています。が、このドラゴンの迷路、神話レアにめぼしいレアがありません。というより、ショックランド以外のレアカードにも大して強いカードはありません。大手M:TG通販サイトの結果を見ても、一番高いカードで900円くらいなわけです。
いわゆる塩というやつです。しょっぱい。とうぜん売れ残りも多いらしく、福袋とかランダムパックセットとかに入っているパックです。かなしい。
さて、そんなしょっぱい塩パックのドラゴンの迷路がなぜトレンド入りしたか。それは転売ヤーが買占めした(かもしれない)からなのです。なぜ……????
少し前には灯争大戦というパックが高騰していました。これは日本語版限定イラストの人気が異常に高いためなのですが、こちらは本当に理由がわかりませんね……。ドラゴンの迷路が実は密かにM:TG界隈で人気を集めていることがばれてしまったのでしょうか……。一にBlackLotus二にデュアルランド、三にドラゴンの迷路とまで言われていましたからね……。
まったく理由もないのに買い占められて在庫が減ったせいで本当に価格が上がってしまうのでは?などと予想されていたりもしますが、果たしてどうなるのでしょう。絶版パックなのにずっと定価を維持してきたドラゴンの迷路の値が動くのか注目しています。
ではまた!
コメント