モスクワの交通事情 自動車編

こんにちは、男は黙ってブラックコーヒー、IBKです。

この間、モスクワでの生活に若干触れましたが、今度は車について思い出しながらダラダラ喋っていきますね。

モスクワの自動車を見てまず思うことは

デカい、荒い、汚い

です。

皆さんロシア製の自動車と聞いて何を思い浮かべますか??

おそらくラーダやモスクビッチ、ガズなどでしょう。

実はデパートで撮ったミニカーです

この辺の自動車でしょうか。ソ連時代の無骨な雰囲気を醸し出しています。そしてロシア人は改造やメンテナンスが大好きなため、やりやすいように簡単でタフに設計されています。未だにラーダの2107(画像1枚目)はモスクワ市内でよく見かけます。ラーダを見たことある方は多いのでは?

しかし最近ではこのようなソ連時代の名残のような自動車を見かけることも少なくなってきました。モスクワ市内を走り回るのはベンツ、BMW、ヒュンダイ、KIA、キャデラックなどの外国車ばかりです(ロシア人がアメ車に乗るのはどうなのとは思いますがその辺はまあね)。しかも日本でよく見かけるコンパクトカーなどではなく大型SUVやセダン、ワゴン車などがとても多いのです。このような大型車が事故を起こした暁には…。これがモスクワの車を見て思うこと一つ目の「デカい」です。

二つ目の「荒い」は運転のことです。ロシア人はとにかく運転が荒いんです。ただ荒いだけではなく、丁寧に荒いんです。私がモスクワにいた時、ドライバーさんが運転してくれたことが多かったのですが、このドライバーさん、運転は丁寧なのに割り込みなど日本じゃ考えられないことを平気でやってのけます。まあ割り込みに関しては道に限った話ではなく町の列などでも普通の話なので慣れれば問題ありません。

運転が荒いせいで、モスクワではいたるところで事故が起きています。ひどいときは路面電車と衝突することもあります。しかもロシア人は事故を起こしたら状態維持のため車両を移動させたりしないので、道のド真ん中に事故車とパトカーが止まっているのです。こんな状況なので渋滞がめちゃめちゃ多いのがモスクワです。モスクワにはМКАДと呼ばれる環状道路が通っていますが金曜午後と日曜午後は渋滞が激しすぎて以下のようになっています。

これは2021/03/06のモスクワの交通状況です。事故が2枚目の写真のように発生しているせいで渋滞ばかりです。こんなのに巻き込まれたらいやになっちゃいますよね。モスクワでの移動は早朝か深夜にしましょう。

最後の「汚い」ですが、これはある意味仕方ないことかもしれません。前の記事でも述べましたがスパイクタイヤがアスファルトを砕き、その粉が雪と混じってドロドロになって車体にくっつくわけです。そのせいで冬のロシア車は泥だらけなのです。

我が家があったУлица Шаболовкаのとある日の様子です。走っている車のほとんどが泥だらけなのが一目瞭然ですね。しかもデカい車が多いのがいかにもロシアらしいですね。向こうの雪は皆さんが想像する美しい白ではなくドロドロの茶色なんですね。これが車体に付くともう元の色が分からなくなります。定期的に洗車に出すのですが一週間でこの有様です…。あ、ちなみに洗車場はロシア語でмойкаって言います。ぜひ覚えておいてくださいねー。

ちなみにУлица Шаболовкаは冬場はこんな感じになります。これを美しいと感じるか泥だらけと感じるかはあなた次第です。
(私は美しいと思います)

皆さんの想像するモスクワと比べてみていかがでしたか?正直ロシアの自動車なんて輸入されることもほとんど無いので日本ではあまり馴染みがないですよね。こういう世界もあるんだなと思いながら感じていただければ幸いです。これからもロシアネタをどんどん更新していくので見てくださいねー。

ではではー。

IBK

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