音ゲーの登竜門「jubeat」が今アツい!

近年は音ゲーブームな気がします。音ゲーといえばゲームセンターに行ってプレイするのが主流でしたが、最近ではスマホアプリとしても様々な音ゲーがリリースされ、どれも個性的です。ゲームによって難易度は大きく異なります。それゆえに初めてプレイする音ゲーの難易度が掴めず困惑することもあるのではないでしょうか。特にゲームセンターでプレイする音ゲーは、「周りの視線が気になってプレイする気になれない」などの不安から手を出しづらいこともあるはずです。確かにゲームセンターで音ゲーをする方々は高難易度の楽曲をプレイしていることが多く、入りづらいことはあるでしょう。そこで、今回はアーケード音ゲーの登竜門とも言われる「jubeat」について紹介していきます。

jubeat公式: https://p.eagate.573.jp/game/jubeat/festo/top/

jubeatとは?なぜ登竜門と呼ばれている?

「jubeat」は4×4の合計16パネルをタッチする音ゲーです。スクリーンに出てくるノーツをタッチしてコンボを加えていくというだけのゲームです。遊び方は簡単ですが、これはどの機種でもいえるようなことだと思います。ではなぜ登竜門といわれているか、以下で説明します。

1.スクリーンをタッチすればよい

スクリーン=タッチパネルということが一つの理由でしょう。BeatmaniaIIDXやSOUND VOLTEXのような機種は、スクリーンに映っているノーツを自分の手元にあるボタンで押すという形です。これの何が難しいかというと、自分の手元を見ることができない点です。初めてプレイする場合、自分の指がどのボタンにあるか、ノーツがどこに飛んできたらどのボタンを押すかなど、手元に関して手こずる部分が多くなる可能性があります。jubeatの場合はスマホ音ゲーと同じように、スクリーンを直接タッチすればOKなのでそのような心配はありません。

2.ノーツの出現する場所が限られる

ノーツの出現する場所が16箇所と限られているという点も、初心者にとってプレイしやすい要因となっているでしょう。レーンの移動(jubeatにレーンという存在はないが)やノーツの速度の変化も存在しないため、見たままの状態のものをタッチすればOKという、過度な初見殺しのない易しい設定となっています。

3.ノーツの速度が一定である

これはゲームの仕組みについての話になってしまうのですが、ノーツをタッチしたらPerfectなどと表示され、その表示が完全に消えるまで一定の時間がかかります。その表示と重ならないように次のノーツの場所が設定されているため、ある程度は目視で確認してタッチすることができます。また、ノーツの速さは一定の上、自分で速度の調整をする設定は無いため、速度調整ミス(ノーツの流れるスピードが速すぎたり遅すぎたりすることなど)をするリスクもありません。

4.判定幅が他音ゲーより広い

(最後に書いちゃっていますが)おそらく一番大きな理由は判定幅の広さでしょう。判定幅とは、自分がノーツをタッチしたタイミングがどの区分に属するかを決めるものです。言葉では説明しづらいので、以下の図で紹介します。

区分判定幅
Perfect20
Great50
Good80
Poor100
Miss

5つの区分があったとします。ここで、Perfectの判定を得たい場合、±20の判定幅でノーツをタッチすればPerfect扱いとなります。もし+40のタイミングでノーツをタッチしたらGreat判定となります。

判定幅の単位は基本ms(ミリ秒)、つまり1000分の1秒です。想像がつかないかもしれませんが、音ゲーはミリ秒単位でノーツをタッチしなければなりません。一気に難しく感じたかもしれませんね…。

通常のアーケード音ゲーの場合、最高の判定となる±20~30msの幅でタッチすれば最高の判定(PerfectやCritical)を得られます。しかしこの判定は結構シビアです。スマホ音ゲーでよくAP(全部のノーツをパーフェクトでタッチした)の報告がありますが、あれは判定幅が広いがゆえに実現できるものであり、BeatmaniaIIDXのような判定幅が±21msの音ゲーの場合はほぼ不可能です(実現している楽曲もありますが、最高難易度のものはキツい)。

一方jubeatは判定幅が±42msと、アーケード音ゲーの中ではかなり広い判定幅となっています。どのくらい広いかは説明しづらいですが、複雑な譜面をしていても偶然Perfectになってしまうことが多々あるくらいには広いです。ノーツを確認してからタッチするまでにある程度の反応速度が必要な初心者には優しい設定です。

出現場所は16パネルのどこか・ノーツの速さは一定ということはわかるかと思います

jubeatはアーケード音ゲーの中でも易しめな設定となっていますが、高難易度の楽曲はパネルの押し方を工夫しないと次のノーツが取れないことも多々あります。人によって運指が全然違う譜面もあり、自分が一番やりやすい運指を組んでスコアを上げていく点は音ゲーならではだと思います。初心者には親切だが、極めれば極めるほど運指の組み方など様々な工夫をしなければならない点で「音ゲーの登竜門」と言われているのではないでしょうか。

スコアはどうやって上げる?収録楽曲・難易度は?

得点は音ゲーをプレイする上で重要な要素です。判定はPerfect・Great・Good・Poor・Missの5種類で、Perfectの場合に最も高いスコアが加算されます(スコア区分の詳細は下の表で)。全てのノーツをPerfectで押した場合、スコアは900,000点となります。また、1つのノーツによって得られるスコアは曲のノーツ数によって変わってきます(例えば900ノーツの場合、1ノーツあたりの得点はPerfect時は900,000÷900=1,000点となります)。これに加えてシャッターボーナスというものが存在し、コンボを稼いでいくことでシャッターボーナスが最大100,000点加えられます。したがって最大スコアは1,000,000点となります。ノーツをタッチした時のスコアはコンボに依存しないため一定のスコアが加算されますが、シャッターボーナスは最終的なコンボによってスコアが変動するため、最後の最後でコンボを切った場合はシャッターボーナスのスコアは100,000点より低くなります。最終的なスコアが700,000点以上でClear、それ以下でFailedとなります。

区分得点率(%)
Perfect100
Great70
Good40
Poor10
Miss0

例えば、ノーツが900個ある楽曲をプレイした場合、1つのノーツの最大得点は1,000点(900,000÷900)となります。そのうち、Perfectが810個、Greatが60個、Goodが15個、Poorが9個、Missが6個あった場合、得点は858,900点(810,000+42,000+6000+9000)となります。

Perfectが804、Greatが6なので、スコアはシャッターボーナス含め997910辺り(小数が絡んでいるため、実際はもう少しスコアが高い)

jubeatの特徴として、マーカーの種類が豊富ということが挙げられます。マーカーとは、出現するノーツの種類と考えてもらえれば良いです。マーカーが出現する方向やスピードなどがそれぞれ異なり、自分に合ったマーカーを探す必要があります(おすすめはデフォルトのマーカーを使ってプレイし続けて慣れる、あるいは視認性に優れ多くのプレイヤーが使用している「シャッターマーカー」を選ぶことです)。自分に適したマーカーを使用することでスコアアップの期待が高まります。

シャッターマーカーの判定(最初3回はPerfect、黄色はGreat、青はGood、「Early」「Late」と言っているのがPoor)

難易度はLv1〜Lv10まであり、Lv9,10は少数第1位まで細分化されています。さらに、各楽曲にはBasic,Advanced,Extremeの3種類の譜面があります。基本的にBasicが易しくExtremeが難しいですが、楽曲によってはBasicでもLv9のものが存在するので、プレイする楽曲の難易度は確認しておいたほうが良いでしょう。

楽曲の種類ですが、KONAMIのオリジナル楽曲が大半を占めています。そのため、KONAMI音ゲーでなければプレイできない楽曲も多く、初めて聞くというものも多いと思います。しかし、それ以外にもボカロやアニソン、ポップスなどの楽曲も多数収録されており、その大半は易しめの難易度のため、初めてjubeatをプレイする方はそのような聞いたことのある楽曲から手をつければいいかなと思います。

jubeatは今後大型リニューアルが行われる予定!

jubeatは2008年にリリースされた音ゲーですが、2020年に筐体をリニューアルするという情報が公開されました。今までの筐体の雰囲気とは打って変わり、かわいく明るい感じのデザインとなっています(キュービィロップという飴に似ていると巷で話題に…)。この筐体がゲームセンターに置かれたら結構目立つのではないでしょうか。新規勢も増える気がしています。

jubeat新筐体|庭影エマ|note
メカニックな筐体からかわいい雰囲気の筐体へ

さらに、jubeatはアプリ版もリリースされており、こちらも近日大型アップデートが行われるとのことです。アーケード版と同じ楽曲を自宅でプレイすることができるのはかなりありがたいシステムとなっています。アプリなら誰でも手軽に楽しむことができる上、ハマったらアーケード版もプレイしたくなる可能性もあります。アプリ自体は無料で、課金しなくてもある程度の楽曲はプレイできるようですが、課金をすればアーケード版の最新楽曲も無制限にプレイすることができます。

今後様々なアップデートが行われるjubeat、是非ゲームセンターやアプリでプレイしてはいかがでしょうか。以下にプレイ動画も載せているので、気になった方は観ていただければと思います。

プレイ動画↓

えーで

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