作品鑑賞① 韓国ドラマ「SKYキャッスル」

はじめに

ドラマを見たり本を読んだりして、ただ単に面白かった、だけで終わらすのはもったいないと思った。だから今後は何か作品を鑑賞するたびに感想をテキトーに書いていく。この記事はその第一弾である。

韓国ドラマ「SKYキャッスル」を見て

話の要約

受験戦争の話。名誉や権力こそが人生に幸せをもたらすと考える親たちが、わが子を何としてでも医大に入れようとする。しかし、その子供たちは医大に行きたいとは思っておらず、親の期待に応えられない苦しみに耐えられなくなり、万引きをしたり家出をしたりする。
特に主人公のソジンは強烈な親だ。もともと牛の血を売る家に生まれてきたのだが、自らの経歴を詐称している。他の親たちには自分は銀行の社長の娘だと偽ったうえで交流をしている。それだけでなく、娘の同級生の親の頭にはちみつをかけたり、髪をひっぱたりと気性が荒い。
ソジンは自分の娘に専属の受験のコーディネーターを何億円ものお金を雇ったのだが、そのコーディネーターには深い闇があった。その闇を知ったソジンは……

気づいたこと、思ったこと

・合計で36話あったわけだが、見ていて飽きることがあまりなかった。面白いドラマ・見ていて飽きないドラマというのは、毎話主人公が常に同じ方向に変化していくものであるということを改めて確認できた。例えば、漫画などにおいては毎話主人公が必ずレベルアップするような作品がヒットしている。敵を倒せたり仲間が増えたりといったイベントが必ずと言っていいほど一話の中で起こっている。逆に、途中で主人公が悩んだり停滞するだけの話は見る者をうんざりさせてしまう。
SKYキャッスルにおいては主人公が常にマイナスの方向に落ちていく。子供の精神状態が極度に狂ったり、自分の経歴詐称が他の親にばれたり、毎話毎話主人公にとってマイナスなことが起きていく。この「落ちていく主人公」に人々は興味を持ち毎話飽きずに見ていられるということだろう。

・カメラワークが非常に上手いと思った。登場人物の表情や仕草がとても鮮明に表現されていた。まるで何かのドキュメンタリー映像を見ているような気分になった。僕は映像を作る人ではないのでどこがどのように上手かったのかを、うまく説明できないのだが(いずれは説明できるような人になりたい)、とにかく全てが計算し尽くされているように思えた。

・ドラマに「これを伝えたいんだ」メッセージがあった気がした。受験戦争が抱える問題に一石を投じるだけでなく、見る者の人生観すらも突き動かすような重みがあった。医大に行くことが幸せなのか、お金をたくさん持っているのが幸せなのか、人に評価されることが幸せなのか、そういったことを考えさせられた作品だった。単純に何も考えず作品を楽しむだけでも、「幸せ」に対する自分の価値観がアップデートされると思う。

終わりに

ここまでご覧いただきありがとうございました。
いつもは自由律俳句やエッセイを募集しています。お時間あればご応募ください。(2021年9月25日までは下の記事からご応募いただけます。)
今後ともよろしくお願いいたします。

荒川
荒川です。大学生です。自由律俳句とエッセイを募集し、恐縮ながら感想・講評を書かせていただいています。

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