M:TG カードガイド【42】土建屋一家の魔除け

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いわゆる「ジャンドカラー」の新しい「魔除け」サイクルのカードです。「魔除け」は三つの効果から一つの効果を選ぶモード呪文を指します。

アブザンの魔除け
一世を風靡
大魔導師の魔除け
モダン現役
ボロスの魔除け
バーンの切り札

今回公開された《土建組一家の魔除け》はかなり汎用性の高いカードと言えるでしょう。

一つ目の効果は《魂の粉砕》と同型の布告除去です。マナ総量最大であるものから選ぶ必要があるため、多くの場合で狙い撃ちできます。

魂の粉砕
スタン現役

二つ目のモードは3枚を追放する衝動系ドロー。プレイできるのは次の自分のターン終了までであり、《舞台照らし》よりは短いことに注意が必要です。

舞台照らし
実質1マナ2ドローになることも

ただし最大で3枚ドローになるその効果は強烈。相手のターン終了時に打ち、マナをフル活用したいところです。

三つ目のモードはプレイヤー一人の墓地追放。上二つの効果よりは地味ですが、メインに搭載しやすい墓地対策とも考えられます。

ではこのカードはモダンのジャンドに採用されるのでしょうか。

ルールス禁止後、クラシックジャンドと呼ばれる形のジャンドデッキが復権しつつあります。《血編み髪のエルフ》も採用の賛否両論あれどいまだ現役のカードと呼べるでしょう。ゆえに、考慮しなければならないことに、《血編み髪のエルフ》との相性があります。

血編み髪のエルフ

結論から申し上げるに、《土建組一家の魔除け》は続唱との相性がそこまで良くはないと言えます。《土建組一家の魔除け》の大きな強みである二番目のモードとの相性がかなり悪いからです。

一番目のモードの布告除去も盤面が空であるなら使えません。血編みを切るタイミングの調節で完全に腐らせること自体を回避することはできますが、果たして他の呪文を押し退けて入るまでの力が《土建組一家の魔除け》にあるのでしょうか。

役割の被りそうなカードと比較しながら考えてみましょう。

一つ目のモードの比較対象は《ヴェールのリリアナ》でしょうか。

ヴェールのリリアナ

《土建組一家の魔除け》はPWすら範囲に含めるため、青白コンに代表されるPWを併用するデッキを見ることができます。

一方で《ヴェールのリリアナ》にはハンドを締めることができる点、奥義でゲームを終わらせられる点など他のカードにはない良さがあります。

二つのカードで完全に役割が被っているわけではないのでどちらが良いとも言えません。

二つ目のモードの比較対象はアドを取るという意味で《血編み髪のエルフ》でしょうか。

《土建組一家の魔除け》はインスタンスであり構えつつ打つ動きができるほか、最大で3アド狙えるという良さがあります。状況に応じてモード選択できるというのも当然メリットになりますね。一方で、土地の捲れ方によっては全くアドを取れないこともあります。上振れる分、不安定ですね。また、アドを得るためにマナが必要です。《血編み》は合計4マナで良いわけですから、合計コストで見た時には《土建組一家の魔除け》の方が重くなりそうです。

《血編み》は《土建組一家の魔除け》より1マナ重いですが、確実に3/2速攻のボディを場に出せます。また、確実に追加で1枚の呪文を唱えることができます。安定性はこちらに軍配が上がりますね。一方で、状況に応じてモードを選べるような器用さはありません。

三つ目のモードはおまけ効果なのでここでは比較して考察しません。

こうして分析してみると、《血編み髪のエルフ》の枠を奪う可能性がある可能性が見えてきます。

器用なことが取り柄の「魔除け」サイクル。活躍が楽しみです。個人的には、パイオニアで組んでいるジャンドに搭載したいと思っています。

ではまた次回。

貫通錯誤
カードゲームとボードゲーム(ゴールデンエッグラー,mtg,シャドバ,Blade Rondo,自作など)を嗜んでいます。カードゲーム、音楽、動画についてなどと、根強いファンを誇りたいショートエッセーの現代錯誤という連載を書いていきます。
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