こんにちは!今回の「ある道を進んで」の題目は「音楽作成の道」です。「音楽作成の道」の歩き方についてスパイダーっちょさん(@dama66666)に突撃インタビューをしました。
ボカロのアルバムがきっかけ
元々バンドでベースを弾いていたので、基礎的な音楽の素養は少しはあったのですが、作曲自体はほとんどしてなくて、なかなか興味が湧きませんでした。
しかしとあるきっかけで仕事の後輩が、ボカロのアルバム「EXIT TUNES PRESENTS GUMism from Megpoid」を貸してくれました。そこからまるで命が吹き込まれているような調声、自由な歌詞世界にものすごく興味を持ちました。
バンド仲間には「ボカロで曲作りたい?むっちゃくちゃ難しいぞ!?」って言われ、周りにボカロに肯定的な方はあまり多くはなかったのです。それでもやってみたい気持ちが勝って始めたのがきっかけです。
プログレチックな楽曲が好き
高校生のころから音楽に興味を持ち始めて、邦洋問わず一通りは通ったんですが、特にJUDY AND MARYや椎名林檎・東京事変などはかなり聴きこんでました。
洋楽だったらQueenやDream Theater、Angraも好き。ボカロP出身で一番好きな方だsasakure.UKさん。
変拍子を多用したプログレチックな楽曲が好きです。
自作PCで音楽作成
PC:WIndowsデスクトップCore i7 4790K
メモリ 28GB
NVIDIA GeForceGTX750Ti
初めて作った自作PCですが、まだちゃんと使えてます。そろそろ新しいの欲しいです。
DAW:StudioOne5
私はギターが弾けないので、Real Stratというギター音源のソフトを使ってます。
楽曲にギタリストのクレジットが無い場合はだいたいこれでギターを入れていますが、これとBias FXを組み合わせるだけでけっこう色々できます。あと、鍵盤も一応あるにはありますがほとんど使わず、専らマウスで音符をポチポチ入れています。
自分でも無茶苦茶非効率的なことをしている自覚はあります。しかし私はコードを鍵盤の押さえ方ではなく、ピアノロールの形で判断してるところがあるので、押さえ方を思い出すより早いという利点があります。
ベースを後入れ
少し変則的な作り方をしていて、メロ→ドラム→ギター&ピアノ→調声→ベース、とベースを後入れにしています。
この理由は、自分のパートはやっぱり気になるからです。楽曲を作っているときに、迷ってリズムやベースを変更してしまい、結果他と整合性が取れなくて時間がかかる、ということが過去に多くあり、これを防ぐために今ではこの順番で作曲しています。
これはあくまで自分で後でフレーズを追うのを楽にするための方法です。一般的な定石からは外れるとおもうので、絶対おすすめはしません。
東方の神主、ZUN氏。
東方の神主、ZUN氏。
ニコニコをずっと観てた時期があって、東方Projectの存在を知り、ご存知の尖った楽曲はもちろんのこと、ZUN氏が「自分の曲を聴いてほしいからゲームを作った」と書いていたのをみてその思想やコンセプトなどとても衝撃を受けました。
そう言っておきながら、なぜ東方カバーは一切やらず、ボーカロイドをやろうと思ったのは自分でもわかりません。
ZUN氏の曲は、一見派手に彩られていますが、その軸に昭和歌謡並みに懐かしいメロを当てており、そこが一番面白いところだと思っています。先鋭的と思われる音楽の中にも、馴染み深いものを散りばめるような手法は、けっこう参考にしてます。
生楽器の音の方が好き
なんだかんだで巡音ルカの繁栄に貢献できればそれに越したことはないので、楽器自体のこだわりはあくまで自分の中にとどめてます。
とはいえ本当に個人的な好みを言えばやっぱり生楽器の音の方が好きです。
生演奏だと誤解させるような打ち込みができればなあと思っています。
楽しめるのが一番
昔、今でいう5chで「初心者は半年間ROMってろ」っていう言葉がありました。それを真に受けた私は、ニコニコのIDが最初期のβで、ものすごい古いにも関わらず初投稿は2013年ごろ、ボカロがほんのちょっと落ち着きはじめたころでした。
失敗がものすごく怖かったのは正直ありました。しかし色々考えても上手くいかないことなんて無数にあるもので、今では失敗を恐れている時間は無駄だったなと思ってます。
これから音楽を始める人に「続けてみること」を考えていってもらうのは、正しくとも難しいことだと思います。そのためたとえ完璧な状態でなくとも、世の中に出して喜怒哀楽、トライアンドエラーを楽しめるのが一番ためになるのではないでしょうか。
最新作こんなもんじゃないの
現時点での最新作「こんなもんじゃないの」を。これからも宜しくお願いいたします。
トビログからのお知らせ
今回はスパイダーっちょさんありがとうございました!
今後、ある道シリーズでは「音楽」と「YouTube」についてのインタビュー記事をメインで取り扱っていきます。ぜひTwitterのフォローよろしくお願いします!
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