AGRIEEって結局なんなの…?
こんにちは。10月にもなって、まだ夏服を着てしまう暑さだなんて…。最近パーカーとかトレーナーとかアウターとかをたくさん買っているのに出番がなくて寂しい思いをしているAGRIEEの中の人、mizukiです。
すでにお気づきの方がいらっしゃるかは分かりませんが、今日は土曜日、農業に大事なのはやっぱり土、ということで土曜更新のmedia、AGRIEE MEDIAのお時間です。基本的に毎週土曜17時に新しい記事を公開していきますので、土曜お休みの方は休日を満喫しながら飲み物片手にソファやベッドの上で、土曜もお仕事や学校の方は帰りの電車やバスの中で音楽でも聴きながらお楽しみくださいませ。
さて、今日は私の心のうちに秘めた思いを曝け出す日にしようかと思います。なんでAGRIEEというサービスを開発しているか、AGRIEE MEDIAはなんなのか、そのあたりを皆さんに知っていただければなと思います。
農家さんの想いに関しても「農業を想う」シリーズとしてすでに2本投稿していますので、そちらもまだの方は合わせてご覧ください。
そもそも、AGRIEEとは簡単に言えば農作物通販サービス×SNSです。もちろん野菜・果物などの農作物を購入するためだけに利用することもできますし、SNSとしてのみ利用することもできます。でもきっと農作物を購入したらおいしくって「美味しかったですよ〜」と投稿したくなると思いますし、SNSとしてのみ利用していたら「美味しかったですよ〜」っていうという投稿を見て、その農作物を買いたくなっちゃうと思います。笑
とりあえず、AGRIEEって何?って聞かれたら、
「美味しい野菜とか果物が買えるらしい、そんでもって美味しい野菜の情報とか農作物関連の情報がたくさんのってるSNSでもあるんだって」
って答えてくれれば間違いなし。丸暗記する必要はないけど重要だからね???みんなメモった?テストでるよ?笑
「百聞は一見にしかず」っていうことわざ(これ私結構好きなんです)があるように、やっぱり使ってもらうことが一番だとは思うんですが、まだリリース前ですしもう少していねいに言葉で説明させていただきますね。是非是非お時間ある方最後までお付き合いください。
「顔に見える農業」って聞くけど…
休日を満喫中の方も、お仕事や学校帰りの方も、まずはウィンドウ閉じずにここまできてくれてありがとうございます。
ここからちょっと真面目な話になりますが、みなさん現代の農業ってどう思いますか?
数年前から「顔の見える農業」って言葉をよく聞くようになった気がします。私がよく利用している東急ストアさんでは「手紙のついた野菜(*)」も売られています。「トレーサビリティ」と言う単語は私が小学生の時にすでに教科書にも載っていた記憶があります。
*手紙のついた野菜と果物: http://tegami-tsuita.jp/
これらのことからわかることというのは、数年前から消費者の人々はより安全かつ品質が良いということが目に見えてわかるものを求めるようになったということではないでしょうか。「顔の見える農業」化によって作っている人の顔がわかるから、なんとなく安心する、この人が作っているものは品質がいいんだな、と認識できる。「トレーサビリティシステム」によってどこでどのような加工がされて自分の手元に届いたかわかるから安心できる。
確かに。良いものを安心して手に入れやすい時代になった。それはとっても嬉しいことです。だけど、あれ…?ここで少し違和感というか、何か気になることが出てくるのは私だけじゃないはず。
「顔の見える農業」って私たちから農家さんの顔は見えるけれど、農家さんから私たちの顔って見えてないよね…?
私たち消費者サイドには「顔の見える農業」によって農家さんのことを少し知れるようになったという変化がもたらされたが、農家さんサイドにはなんの変化も生み出していないのではないだろうか。そういった非対称性を解消することで新しい生産者-消費者の関係を築いていきたいという思いが私たちのサービスの根底にあります。
農家さんと消費者を1対1の関係に
農家さんと消費者の関係って、一人の農家さん対多数の消費者という関係だと思います。農家さんはたくさんの作物を作って、たくさんの人に届けているので1対多数の関係性になるのは当たり前です。
近年、顔の見える農業に始まり、さまざまな農作物ECサイトも多く使われるようになり、ファンのついている農家さんが増えてきているように感じます。AGRIEEを考え始めた当初は「農家さんのファンを作る」ことを大きな目標として考えていました。AGRIEEを通じて、まだファンがついていない農家さんに、ファンがついて欲しい。まだ自分が好きな農家さんに出会っていない消費者の方に、自分の好きな・応援したいと思う農家さんに出会ってほしいと思っていました。しかし、構想を練るにつれ、「農家さんのファンを作る」ことはもはや前提であって、AGRIEEの存在価値というのはその先にあるということに気づきました。
どういうことかというと、アイドルに例えて考えてみましょう。
有名なアイドル、デビューしたてのアイドル…この世にはたくさんのアイドルがいます。1人かもしれないし、100万人かもしれないけれど、アイドルにはファンがいますよね。
皆さんの中でもたっくさんのファンがいるアイドルを好きになり、そのアイドルのファンになったことがある人も少なくないでしょう。そういった経験がある人、あるいは今、有名なアイドルのファンである人は今の自分を考えてみてください。誰のファンにもなったことがない人は自分が有名人のファンになったらどんな感じだろう…と想像しながら読み進めてみてください。
まず好きなアイドルに対して、あなたはどんな行動をしますか?
ライブに行き、グッズを買い、SNSをチェックしていいねをする…などなど
それらの行為に対して、アイドルの皆さんはいつもお礼を言ってくれますよね。
「今日は来てくれてありがとう!」
「ファンのみんなのおかげで、ここまでやって来れました!本当にありがとう」
「もうグッズ着てくれてる子が多くて嬉しい!ありがとう」
…などなど。
私は遡ること5年前くらい、AAAという男女混成ダンス&ボーカルグループと、Da-iCEというボーイズダンス&ボーカルグループのファンでした。その時のことを思い返すと、やっぱり彼ら、彼女たちが「ありがとう」と言ってくれることがとっても嬉しいんですよね。たとえそれが自分に向けた言葉ではなく、不特定多数に向けた言葉であったとしても。なんなら自分がその現場にいなくても、画面越しに「ありがとう」という言葉を聞いても嬉しいんです。(私がチョロいだけの可能性もございます。共感できなかった方はそういうタイプの人間もいるんだ〜くらいに思っておいてください。笑)
でもこれって、どんなに嬉しく思っても1人のアイドル対たくさんのファンという1対多数の関係であることには変わりがないんです。
そして、人間やっぱり独占欲を持ってしまうということなのか、見返りを求めてしまうということなのか分かりませんが、心のどこかではいつか「私」にファンサして欲しいとか、サインボール投げて欲しいとか、求めてしまうんですよね、色々。「私」にファンサしてくれるアイドル、「私」にサインボールを投げてくれているアイドル…そういう1人のアイドル対私という1対1の関係を求めてしまうのです。それが人間。
ではちょっと対象を変えて、地下アイドルについて考えてみましょう。地下アイドルについて、私はあまり詳しいことは知りませんが、チェキ会とかで1人のアイドルと1人のファン(=そのファン視点で言うと「私」)とでツーショットを撮ったり、おしゃべりしたりしているイメージが強いです。それってまさに1対1の関係ですよね。
1対1の関係だと、自分が応援している本人から「ありがとう」などと言われると嬉しいし、自分の想いを直接伝えたい本人に伝えられるし、伝わっていることが確認できる。きっとアイドル側も(もちろん売れるに越したことはないかもしれないけれど)ファンから直接もらう言葉はかけがえのない大切なものだと思います。1対1の関係は、誰しもが憧れるアイドルとファンの関係性だと思うのです。
それを農業に持ち込みたい。それがAGRIEEの根本にある想いです。
農家さんと消費者の方がお互い、直接応援の言葉や感謝の言葉を伝え合うことができる、そんな場所になることを期待しています。
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