M:TG 今日の一枚【15】優先権とスタック

こんばんは。『今日の一枚』番外編も今日でいったん最後になります。ではでは「優先権」の話題に入っていきましょう。

 昨日、マジックにおけるターン進行について扱いました。(おさらいする)

 そして、インスタントでなく、瞬速を持たないないカードは「メインフェイズ」にしか唱えられないということをお伝えしました。では、インスタントや瞬速を持つカードはいつ唱えられるのでしょう。

 結論から言うと、「あなたに「優先権」があるときならいつでも。」が答えになります。では、優先権とはいったい何なのでしょうか。

 優先権についても定義から入ることとしましょう。僕は定義が好きですね……。定義といえば意味の定義を現代錯誤で扱っているので是非……。

 さて、本題に戻るとしましょう。優先権を定義すると以下のようになります。

 

あなたのターン中、あなたは基本的に優先権を持つ。あなたが呪文を唱えたあと、それ以上唱えるインスタントや瞬速を持つ呪文がないなら優先権は放棄される。それに応じて相手が呪文を使っい、相手が同様に優先権を放棄した場合、あなたは再び優先権を得て呪文を唱えられる。このやり取りをお互いが優先権を放棄するまで繰り返す。また、再びフェイズやステップの切り替わりは

①あなたが優先権を放棄する。②相手が優先権を得て、行使して呪文を唱えるなりなんなりしそれが解決されれると優先権が放棄される。③フェイズやステップが切り替わる。

以上の3ステップで定義される。

 お分かりいただけましたでしょうか。いやー難しい。実際の例を見ていきましょう。稲妻の記事で例に挙げた事例を用いますね。

 緑のプレイヤーがターンプレイヤーであるとします。緑のプレイヤーが《灰色熊》を唱え、それ以上に唱えるカードがないため優先権をパスしました。するとグレーのプレイヤーがインスタントか瞬速を持つカードを唱えられるようになります。グレーのプレイヤーはすることがないのでこれをパスします。緑のプレイヤーもこれ以上することはないため、優先権をパスし、メインフェイズの終了を相手に伝えます。そうするとグレープレイヤーは再び優先権を得て、呪文を唱えられるようになります。ここで《稲妻》が唱えられました。グレーのプレイヤーは優先権をパスしたので、緑のプレイヤーがそれに対応できるようになります。緑のプレイヤーは《巨大化》を唱えて稲妻に対応し、お互いのプレイヤーが優先権をパスしたのでそれぞれの呪文が解決されます。

 半分くらいわかれば上出来だと思います。この辺のルーリングはとても難しいのですが、厳密に理解していなくてもプレイできる場合がほとんどです、必要に応じて公式のルールブック等を見てもらえればと思います。

 わかりにくい説明が多く申し訳ないです、、今日はこの辺で。ではまた!

貫通錯誤
カードゲームとボードゲーム(ゴールデンエッグラー,mtg,シャドバ,Blade Rondo,自作など)を嗜んでいます。カードゲーム、音楽、動画についてなどと、根強いファンを誇りたいショートエッセーの現代錯誤という連載を書いていきます。
noteでも(ほぼ同じ内容を)公開しています。⇒https://note.com/sakugo_suzuko

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