ヨルシカの新曲を聞いた僕が泣きながら思ったことをぶちまける話

ヨルシカというバンドをご存じでしょうか?かなり有名なので曲を聞いたことはないけど名前は聞いたことあるみたいな人も多いかもしれません。
何を隠そう僕はこのバンドの大ファンです。アルバムは全て購入しましたし、もう少し金に余裕があったらファンクラブにも確実に入っていただろうと断言できます。おかねほしい
ヨルシカはその美しく心を打つような歌詞と感情的にさせるメロディ、限りなく透明でかつ力強いボーカルが特徴的です。まあ全部主観なんですがお世辞を言ってるつもりは全くありません。
悪いことは言わないのでyoutubeでもspotifiでもいいから聞いてみてください。

つい先日1月9日、ヨルシカが新曲『春泥棒』のMV(https://www.youtube.com/watch?v=Sw1Flgub9s8)を発表しました。
プレイ途中だったゴーストオブツシマも放り投げてPCに飛びつき、一通り聞き終わった僕はぽろぽろ泣いていたんですね。感受性が高いんだね(笑)みたいに思われるかもしれないんですが、そうじゃないんです。

この作品の大前提として、ヨルシカがこの曲の一つ前に『盗作』というアルバムをリリースしている背景があります。
この作品は「音楽を盗む泥棒」である男の生涯を複数の曲で描いた物語性のあるものになっています。その後『創作』という盗作とは対の意味の言葉をタイトルにしたEPを発表、その中にこの『春泥棒』は収録される予定になっています。
この曲のMVには一人の男性と彼を主観視点で見ている女性が登場します。先ほどの「音楽を盗む泥棒」には妻がいたことが示唆されており、この二人は音楽泥棒とその妻であることが予測できます。

美しい風景描写のような入りから、一気に壮大なサビが入るんですが、そこでその曲調とは相容れない「億劫」という単語が使われています。一瞬どういうことなんだろうと思いましたが、すぐに分かりました。

  • これは面倒くさいという意味合いじゃなく、この行為一つも自らの意志で望んでないんだ。
  • もっとあなたを見ていたいから瞬きはしない。あなたの横顔を見たいから立ち上がらない。今を言葉なんて安っぽいもので言い表したくないから、韻を踏まない。
  • あともう少しだけ 、もう数えられるだけ、あと花二つだけ、もう花一つだけ。「だけでいい」とは言わない。 「だけでいい」わけないんだ、開いた花はいつか散ってしまうから。
  • それでも葉を残すばかりになってしまったあなたに、あなたが生きている日々に、一つでも美しく色あせない「花見」という思い出をと、散りながら願った。

これは命を桜に喩えた歌であり、桜を願望に喩えた歌なのだと自分の中で変に納得してしまった瞬間、涙さえ億劫になってしまいました。

わいん
ゲームしてコーヒー飲む以外のことが苦手です。ガジェット系とかゲーム関連でなにかしら書こうかなと思ってますが多分変なものばっかり書きます。
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