こんばんは。Suzuko(貫通錯誤)です。昨日、第3回GGC主催ゴールデンエッグラー杯が開催されました。トビログでは、優勝なさったSmearbleさんにインタビューさせていただきました!
大会当日までの準備とデッキ選択について
当日までの準備
大会当日は別カードゲームのプレイで頭を回せたこと、当日の朝に別のプレイヤーの方と調整できたことで充実した準備ができたとのことです。
朝の練習では具体的には竜を確認なさったそうです。
Smearbleさん曰く、「デッキに自信がないと積極的なデッキ選択ができない。練習によって自信を持ててよかった」とのことでした。実際に龍を選択することによる前回トビログ杯覇者、nk03さん対策が功を奏したわけです。
デッキ選択
狩人が得意なことで有名なSmearbleさんですが、GGC杯のような二軍団制の大会でメタられやすい傾向にありました。そこで、さらにメタり返したデッキを用いることで勝利に結びついたとのこと。具体的にこのデッキ選択がハマったのが2回戦、vs nk03さん戦でした。今回狩人と龍を選択されたSmearbleさんですが、その選択の意図はどこにあったのか、聞いてみました。
狩人
狩人は普段使っているデッキをそのまま利用したとのこと。狩人という軍団の特性上、騎士対策を十分にしないと有利どころか互角にすら戦えないため、メインから対騎士カードを多く積んでいるとのことです。また、採用されることの多い《動く防壁》ですが0採用なのも特徴です。というのも、罠を上手に使うことで疑似的に「壁」の役割を果たせるからです。《動く防壁》は防御の上では非常に強力なカードですが、自発的に動く分にはあまり強くないのが難点とのことです。
狩人は全体的に固定パーツが多く、サイドボードとの入れ替え枚数が少ない傾向にありますが、ラシッドに関しては、使用時に割り切ることが必要です。基地が5まで伸びるか含めて非常に不安定なカードではありますが、ブラフとして伏せておくだけで怖いカードでもあります。相手の心理的に不安な点を突いてうまく使うのが重要とのことです。
狩人の強みとしては対策できる範囲外から強い点が挙げられます。狩人は裏向きカードの存在によって、同じプレイングでもかなり多くの選択肢を考える必要があります。その無数にある選択肢が多すぎることで、何かしらが裏目に出ると一気に戦局が有利に傾くのが狩人の強みといえるでしょう。
罠1のカードや、《二重の罠》はこういった点から採用されているとのことです。
龍
龍に関しては魔法をメタって組んでいるとのことです。というのも、nk03さんへの対策に力を入れたからです。
Smearbleさんがよく使われる狩人は、軍団相性上魔法に勝ちづらいと考えられています。罠を魔法でやられてしまうため、また裏目が少ないことや、遠距離攻撃を持つユニットが多く存在するためです。
射程2のカードはその範囲が一直線ですが、魔法は半径の中ならどのカードでも攻撃対象に出来ます。どうしても、地理的な有利不利が生まれてしまうことが、狩人の対魔法不利につながっているとのことです。
では、魔法に勝つにはどうすればよいか。Smearbleさんは「体力2以上かつ防御1以上」のカードを大事に採用なさったとのことです。
魔法攻撃は防御力を貫通します。が、一度魔法攻撃を使ってしまうと基本的に再攻撃はできません。魔法使いという軍団はリソースの供給という観点に大きな弱点を持っているわけです。攻撃力の高くないカードの多い魔法使いにとって、防御力が1あるだけでかなり大きな負担を強いられてしまいます。そのため、防御力の存在するカードを優先して採用したとのことです。
また、魔法使い最強のアタッカー、《空飛ぶ鉄砲海蛇》のことも考慮に入れなくてはなりません。このカードは2点というそこそこの打点を射程2で、しかも移動力も2ある状態で攻撃してきます。どこからでもこのカードに殴られる危険性があるため、体力が2で防御のないカードの採用は最小限に減らしたとのことです。
また、サイドでは打点3を持つカードを優先して採用されたとのことです。狩人以外の各クラスには、には軍団メタとして【対龍防御+2】という効果が存在します。これの上からダメージを通すためにも打点3は非常に重要です。
次大会に向けて
龍を練習したいとのことでした。明確に軍団に相性差をとれるためです。騎士は《砦》の有無で強さに大きな差が出ますし、魔法使いは個人的に得意ではないとのこと。そのため、最も得意な狩人だけでなく、龍についてもさらに上手く使えるようになりたいとのことでした。編集部のSuzukoとしては恐ろしい以外に言葉が出ません。
編集後記
Smearbleさん、この度はインタビューにお答えくださいまして誠にありがとうございました!トビログでは引き続きゴールデンエッグラーに関する様々な情報発信や、大会の開催等を行ってまいりますのでご期待ください。ではまた!
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